歌を描く午後

名曲の紹介と樹根の歌物語

歌謡曲

窓といえば、建物の窓だけでなく
列車や車の窓や
飛行機や客船の窓など
色んなものがありますが…

歌の中でもよく描かれています。
裏窓というタイトルはよく耳にされると思います。
映画にもなったくらいですから
窓から見える景色では
様々なドラマが垣間見えたりします。 

子供の頃、毎年父の郷里に里帰りしていました。
飛行機の時もあれば、ブルートレインの時もありました。

私はブルートレインが大好きでした。
梯子で出入りする小さな自分だけの空間が
秘密基地みたいに思えて
それだけでも楽しかったのですが
車内で食べる冷凍みかんや
木の匙が挟まった、二重蓋のアイスクリーム
色んな種類の駅弁当に
ワクワクしたものです。
今みたいにコンビニなんてありませんでしたから
家庭のお弁当以外、デパートの駅弁祭りとかでしか
普段食べる機会はありませんでした。
駅弁当と一緒に買うお茶の入れ物が
これまた可愛くて、大事にしていました。

興奮状態のブルートレインの旅に
夜は中々寝付かれず
遅くまで起きて窓からの夜景を
ずっと見ていました。
工業地帯の灯り、家々の灯り、歓楽街の灯り…
どの灯りも美しく、そしてもの悲しく
物思いに更ける私でした。
知らない町で、知らない人たちが
家族や仲間と共に生きていて
そこには、喜びも悲しみもあり
春夏秋冬も、同じように訪れる…。

色んな事に思いを馳せる年ごろまで
帰省は続きました。

ジェット機の最終便の窓から
一度だけ花火を観ました。
大人になっていた私は
その日辛い思いを抱えて乗り込みました。
花火はすぐに、涙でぼやけてしまいました。
青春の、苦い思い出の1ページです。

昭和の時代は
多くの窓が題材になった歌がありました。 
この2曲も、情景が浮かぶ 懐かしい名曲です。
お聴きいただけると嬉しいです 
夜汽車 欧陽菲菲(song by 樹根)
ジェット最終便 朱里エイコ(song by 樹根)←曲名をクリックしてください

また、同名のこの2曲も、どうぞ
裏窓 浅川マキ (song by 樹根)
裏窓 高橋真梨子 (song by 樹根)
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赤毛のおんな

三田 明さんといえば御三家として名を馳せた
元祖アイドルでもありましたが
当時のアイドルは、見事なまでの歌唱力がありました。

数年前に生徒さんから
赤毛のおんな…を習いたい」 といわれ
初めてこの曲と出会いました。
聴いてみてびっくり
滅茶苦茶かっこいい曲じゃないですか~
三田さんといえば、青春歌謡のイメージでしたから
こんなムーディな曲も歌っておられたなんて
全くノーマーク(…失礼)でした。
こんな風に、時々生徒さんからイケてる楽曲を
教えていただけるのでありがたいです

では、赤毛のおんな」をお聴きください。
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魅惑の歌声は、世界の歌姫に…

もう数年経ちますが…
由紀さおりさんが海外で高く評価された事は
本当に嬉しい出来事でした。
由紀さんといえば
子供の頃からプロとして歌ってこられた方ですし
それこそ、童謡のみならず、歌謡曲、演歌…と
様々なジャンルで歌いこなされる実力派
私も子供の頃から憧れる存在でした。

お姉さんと一緒の仕事が増えたあたりから
歌謡曲を歌われる機会がほとんど無くなり
歌謡曲好きの私としては、本当に残念でならなかったので
これを機に歌謡曲の復活を心から願っておりました。

由紀さんといえば、色が白くて凄く色っぽい
ドリフターズとの共演では、茶目っ気たっぷりで楽しい一面も見せ
粋な小唄は、指先しなやかなフリ付きで軽々と余裕でこなす
本当に素敵な大人の女性。
齢60を越えても、その艶っぽさは健在で
熟女好き芸人さんたちのマドンナ的存在なのも
大きくうなづけます。

歌声は天女かお釈迦様?のようで
癒しを与え、人によってはカンフル剤?のような効果もあるのでは…。
昭和の時代を彩った歌姫のお一人であり
長く現役でご活躍されている、数少ないお一人だと思います。

もう随分前になりますが
NHKで放送していた「お江戸でござる」にもよく出演されていました。
その番組内で歌のコーナーがあったのですが
とりわけて好きだった一曲をご紹介します。
作曲はなんと、玉置浩二さん。こんな曲も作るの?と
当時びっくりしたのを覚えています。
あまり知る人の無い?歌ですが
私にはとても名曲だと言える、大好きな恋祭」です。←曲名をクリック
是非、お聴きください。
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憧れの木の実ナナ

子供の頃から憧れていた人に
今事務所の危機で話題の、木の実ナナさんがいます。
最近はあまり、テレビで歌われている姿を拝見しませんが
アルバムも出されている、素晴らしい歌手なのです。

女優であるナナさんの表現力は、現代の音楽シーンではみつける事ができない程
最高レベルのエンターティナーでした。
ミュージカルも行き、生の歌声を聴きましたが
ナナさんの歌唱力に魅了され、鳥肌が立ちっぱなしでした。
「ナナさ~~~ん!!」と思わず叫んでしまう程、興奮してしまうSHOWでした。
これぞ「大人」これぞ「プロ」

色んな歌を歌われましたが、中でも「マンボ・イタリア-ノ」は歌もダンスも最高でした。
どんなに探しても、あの「マンボ・イタリア-ノ」に勝るものはありません。
もう一度聴きたいのですが…
今となっては幻の一曲です…
今回は「太陽の下の18才」名で歌われているサンライト・ツイスト
別名「ゴーカート・ツイスト」を歌ってみました。曲名をクリックしてください。

ナナさんの実力は、もっと高く評価されるべきだと
ずっと思ってきました。
今回の問題も乗り越えて
ナナさんがもっともっと活躍できるよう
心から祈っています。

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江利チエミの生涯

あけましておめでとうございます
2014年のお正月は、割と温かい熊本です。
今年は午年。熊本は、馬刺しが普通にスーパーで売られています。
とても美味しいですよお酒の肴にも、持って来いです

お酒といえば…江利チエミさんがかなりの酒豪だったというのは有名な話ですが
そのお酒が原因で亡くなった事が、当時とてもショックで
未だに恐怖を覚えます。
熊本でのディナーショーから戻られてすぐの訃報だったように思います。
ウイスキーのミルク割がお好きだったようで
寝る前には必ず飲まれていたとか…。
ミルク割の粘度のせいか、咳き込んだ際に気管に入り
誤嚥での突然死だったと記憶します。
連絡がつかなくなったマネージャーさんが部屋に入ると
愛犬がずっと鳴きながら、傍に寄り添っていたとか…。
時、既に遅し…。昭和の歌謡界に大輪を咲かせた歌姫は
45歳の若さで逝きました。

一家の家計を支えるために、12歳で進駐軍廻りをしながら、英語力を身に付け
類まれなる歌唱力は、すぐに注目され、15歳でメジャーデビュー。
海外での公演も、大盛況。
アメリカでも絶賛されました。
順風満帆と思われた半生でしたが…。
流産・離婚・異父姉の歪んだ復讐心による数億円の負債を抱え
懸命に返済し、完済。やっと解放されたのに
彼女は人生を楽しむ間もなく
逝ってしまいました…。
棺が玄関を出た日は、奇しくも高倉健さんとの結婚で
花嫁衣装を着た日と同じだったそうです。

本当か嘘かはわかりませんが…
高倉健さんはその後、新婚時代の屋敷を買戻し
近くにある江利チエミさんの菩提を
今も弔っているとか…。
好きで別れた二人の「愛」は、ずっとずっと…
続いていたんですね…。

苦労続きの人生からは想像もできないような
屈託のない、明るくチャーミングだった江利チエミさんが…
洋楽も軽々とこなす歌姫が、大好きでした。

今回は、デビュー曲「テネシー・ワルツ/家へおいでよ」から
家へおいでよ」をお聴きください。←曲名をクリック
※DAMとも会員しか聴けません。
登録無料ですのでご登録をお願いします。

DAMとも会員では無い方は
裏町のおてんば娘」をお聴きいただけます。←曲名をクリック

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今年が皆様にとりまして、良い一年となりますように…。
本年もよろしくお願いいたします。


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